意識するだけで差がつく?ざっくりと商圏調査をする方法

お店を開くにあたり、「その場所や地域にどのような特徴があるか?」これはぜひとも知っておきたい情報ですよね。いわゆるお店のお客さんとなり得る商圏を事前に知っておこうということですが、本記事ではお手軽にざっくりと商圏調査をする方法を紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
商圏をシンプルに考える。
商圏調査はお店のコンセプトに関わる重要な項目です。商圏とお店のコンセプトがマッチしていることはもちろん、お店の地域の「人口はどれくらいか?」「年代や性別の分布はどうなっているか?」など、お店のお客さんとなり得る情報は最低限調べておきたい情報です。
とはいえ、専門の調査会社にお金を払ってまで調査をする必要があるかといえば必ずしもそうではありません。まずは自分自身で最低限の商圏調査ができるようなればしめたものです。
そのためには、「木を見て森を見ず」ではなく、「森(=全体)を見る」ことから始まります。するとそれを意識するだけでシンプルに商圏がイメージできるようになります。
たとえば、あなたのお店が「居酒屋」であった場合、「居酒屋の市場規模」が確認できれば、それを「国内の成人人口」で割り算することにより、たちまち「成人人口一人あたりの居酒屋で消費する金額」が概算できます。(ここではもちろん未成年は含めていません!)
成人人口一人あたりの居酒屋で消費する金額(円)
= 居酒屋の市場規模/日本の成人人口
そして次に、「お店の地域の成人人口」が確認できれば、あとはその人口と上記で計算した値とを掛け算することにより、「お店の地域全体のざっくりとした売上予測」が立ちます。
お店の地域全体の売上予測 (円)
= 成人人口一人あたりの居酒屋で消費する金額×お店の地域の成人人口
以上、たったこれだけのことで、その地域の売上の規模感をイメージすることができます。
もちろん、上記の例はあくまで全体を見た概算であるため、お店がターゲットとするお客さんの年代や性別または商圏範囲を現実的な範囲に調整することや、他には、会社が多い地域であれば昼間人口を調べて調整等する必要はありますが、概算程度であればこのように簡単に計算することができるのです。
小難しいことは抜きにして、「このシンプルな考え方だけでざっくりと規模感が把握できる」ということが重要となります。なぜなら、このような視点は後のお店の戦略や戦術において何かしらのヒントを与えてくれるきっかけになるからです。
ちなみにお客さんの商圏範囲は、
- 都心型のお店の場合:徒歩で500m以内(5~7分)、自転車で2km圏内
- 郊外型のお店の場合:商圏範囲は5km圏内(人口15万人程度)
が一般的な目安といわれています。
商圏調査に役立つ情報
以下に、商圏調査に役立つ情報を紹介しますのでご参考ください。このような情報がまとめられた資料はあまり目にしないので、きっと役に立つレアな情報になると思います。
自身で商圏調査ができれば、時代の変化とともに商圏の変化をリアルタイムで察知し、店舗運営に活かすことができるでしょう。
一般社団法人 日本フードサービス協会
外食産業市場規模推計について
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html
※最新の外食産業の業種別市場規模が確認できます。
ビジュアライジング・インフォ | 俯瞰する可視化サイト
市場規模マップ
https://stat.visualizing.info/msm
※日本の産業ごとの市場規模がひと目でわかるマップです。
J-LIS
全国自治体マップ検索
https://www.j-lis.go.jp/spd/map-search/cms_1069.html
※地方自治体ホームページへのリンク一覧です。また、市区町村のホームページを手掛かりに、その地域の人口や属人属性推移、昼間人口および鉄道の乗降客推移等がわかる場合もあるため、直接検索をかけてみるのもありです。
e-Stat_政府統計の総合窓口
人口推計
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.htm
※国勢調査による人口をベースに、毎月1日現在の人口を算出したデータを調べることができます。また、当サイトを使わず検索エンジンから「地域名 人口」のように直接検索をかけて調べることもできるでしょう。
総務省統計局
統計データ
https://www.stat.go.jp/data/
※国勢調査、経済センサス、人口推計、労働力調査、家計調査、消費者物価指数など、統計局が実施しているさまざまな統計調査等の分野別一覧を参照できます。
国土数値情報 | 駅別乗降客数データ
乗降客数の推移
https://www.stat.go.jp/data/
※乗降客数の確認は基本的に最寄り駅のサイトから確認できます。詳細調査をしたい場合は、上記、国交省が運営するシステムを使い「駅別乗降客数データ」を調べることができます。下記リンクは、JR東日本の乗車人員データおよび、関東交通広告協議会公表の平均乗降人員・通過人員データです。
【JR東日本の乗車人員データ】
https://www.jreast.co.jp/passenger/
【関東交通広告協議会公表の平均乗降人員・通過人員データ】
https://www.train-media.net/report.html
ferret
無料なのに高機能!地域分析ツール「jSTAT MAP」の使い方を解説
https://ferret-plus.com/7571
※もう少し踏み込んだ商圏調査をするための参考サイトです。また、近年ではグーグルマップなどで周辺のお店情報を容易に検索できることもあり、本資料で紹介したサイト情報も組み合わせ、思い立ったらすぐに商圏調査ができるようになれば最強です。
【上記で紹介されているサイト(jSTAT MAP)の最新リンクは下記となります。】
https://jstatmap.e-stat.go.jp/trialstart.html
以上、繰り返しになりますが、小難しいことは抜きにして、シンプルにパっと概要をイメージできることが肝要となります。ぜひ参考にしてみてください。
前進クリエイティブ行政書士事務所

